よこみち歩き

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初夏の小網代の森 カニ観察は大人でも楽しめる

山歩きをしたいけれど天気予報がいまいちだったので、三浦半島の小網代の森へ行くことにしました。

ちょっとゆるすぎるんじゃないの~?と思わなくもないですが、前に小網代の森へ行ったら予想外にいいところで、季節を変えて行ってみたいと思っていたので、まぁよしとしましょう。

前回は見られなかったカニも見られて、なかなかに楽しい森散歩となりました。

 

前回は初冬に行きました

網代の森を初めて訪れたのは、年末のこと 期待以上の森だった初冬の小網代の森散策 - よこみち歩き )

暖かい地域なので常緑樹が多く、冬でも緑がある森歩きを楽しむことができました。

ただ、この小網代の森は海へつながっていて、季節によってはカニなど干潟の生物を見ることができるのですが、その時期は冬眠中。

干潟に生き物の気配はほとんどなく、静かな海が広がっていました。

 

今回もコースはほぼ同じ

三浦半島までは車で行きました。駐車場は、京急三崎口駅近くのコインパーキングを利用。詳しくは、前回の記事に書いてあります。

コースは、この駐車場から徒歩で引橋入口へ向かい、帰りも同じく引橋入口から徒歩で駐車場に戻ってきました。

途中、駐車場(三崎口駅)から引橋入口までの間には野菜の無人販売所(有人の所も)があるので、徒歩なら買って帰ることもできます。

 

国道から脇にそれて坂道を下って行くと、白色のつゆ草が群生していました。

つゆ草

網代の森の引渡入口から木道を下り始めると、濃い緑に包まれます。写真で見ると、緑の濃さにむせ返りそうです。

木道

あめんぼが涼しげにすいすい。

小川

ですが、蚊などの虫は気になりませんでした。まだ蚊には早い時期なのかな。快適に森歩きを楽しめます。

緑の中をさらに下っていくと、だんだん高い木々から茅が広がる景色に変わっていきます。初冬の写真と見比べると、緑の濃さが全然違います。

湿地に出る

やっぱり緑の勢いが盛んになる季節だけありますね。冬も「ここからの眺めがいいな」と思いましたが、初夏もいいです。小網代の森へ来た甲斐がありました。

のんびり進むと、えのきテラスが見えてきます。

テラス

 

えのきテラスで本日のおひるごはん

網代の森の中にベンチはなく、腰かけられるのはこのえのきテラスぐらい。

しかも日陰が少なく、えのきテラスの端に木陰ができる程度なので、混んでくると休憩するのにいい場所がなくなりそうです。
この日も、私たちが休んでいると休憩する人が徐々に増えましたが、広々としたテラスの一角の日陰に寄り集まる形になりました。

12時には少し早かったのですが、おなかが空いていたこともあり、お昼ごはんにします。

本日のおひるごはんは当然充麦のパンです。
三浦半島に来た目的の半分、いや、7割は充麦です。小網代の森と充麦はセットものです。
ズッキーニとバナナのパン。

パン

これがですね、、、ひと口食べてなんかの味だなーと思いながらも食べ進め、、、「は!ぶり照り!!(ぶりの照り焼きを我が家ではぶり照りと言います)」

充麦でハズレだったことはいまだかつてなかったのですが、これは…。
マズイとまではいかないですが、「うーん、なんで“ぶり”?三浦だから??」という感じ。
パンは安定のおいしさだったのですが、ズッキーニがいまいちだったのかもしれません。または、ズッキーニとバナナの取り合わせがよくなかった?
考えようによっては、貴重な味を体験できたのかもしれません。

プリンで気を取り直します。

プリン

このプリンは、車で来る途中にあった岩沢ポートリーの直売所で調達しました。前から気になっていたけど高くて躊躇していたのを、今回初めて買ったのです。
卵の味がしっかりあって、おいしい!
自分でかける用にカラメルが別添されるのですが、かけない方がプリンの素材そのものが味わえてよかったです。

▽よこみち情報▽
“三浦パン屋 充麦”のために三崎へ行くのだ《神奈川県三浦》 - よこみち歩き

▽岩沢ポートリー公式サイト▽
㈱岩沢ポートリー - ㈱岩沢ポートリー

 

お次はカニ

満腹になってひといきついたら、散策を再開です。

だいこんの花に似ていますが、だいこんが野生化したのでしょうか?

花

三浦半島らしいですね。

干潟へ向かうと、いましたいました、カニ

カニ

カニの生態に詳しくないので、まだ早い時期かな?と思っていましたが、全くそんなことはなく、干潟の一面にカニカニ穴。
歩くとしゃりしゃり踏みつぶしてしまいそうです(実際は踏まれる前に素早く穴に逃げ込んでいると思います)。

爪を振り上げて、うわさのカニダンスを必死に踊っています。求愛行動ですからね。必死。

でもこちらとしては、ちいさいカニがせっせと爪を振っている様子が面白かわいくて、ついつい見入ってしまいました。

大人でも楽しめる眺めです。
久しぶりに干潟で生き物観察をしました。

網代の森はアカテガニが有名らしいのですが、アカテガニは見つけることができませんでした。
写真のカニ以外にもカニはいたのですが、アカテガニではなかったような気がします。
たぶん私の探し方が悪いのだと思われます。

 

帰りは結局引渡入口へ

干潟の生き物観察を満喫し、引き返します。

2回目なので別ルートの北尾根をと考えてもいたのですが、地図を見ると引渡入口に戻るルートが一番森の中を歩けそうなので、やはり今回も同じ帰路をとることにしました。 

湿地をトンボが飛び交っています。
こちらはオオシオカラトンボ

トンボ

もうしばらくするとホタルも見られるそうです。

 

網代の森はボランティアの方々が手入れをしているようで、この日もそのような方たちを多く見かけました。
ありがたいことです。

身近にこうした森があるところに住めるといいななんて思ったりしながら、駐車場へ向かいます。

今日の三浦半島は天気がいまいち予報だったので、比較的道路が空いていそうです。
渋滞にはまらず帰れるでしょうか。じゃ。