陣馬山でゆるゆるおしゃべり山行
友人と「陣馬山へ行こう行こう」と言いながらも、なかなか行けずにいたのですが、別件で連絡をしたら「この日空いてる!」となり、万障繰り合わせて陣馬山へ出陣することとなりました。
できれば縦走をしたかったのですが、急だったり、久しぶりだったりしたので、縦走は却下。
陣馬高原下から、ゆるゆるとおしゃべりに花を咲かせながら、楽しく山歩きをしてきました。
陣馬山の山頂は眺めがよく、気持ちのいい山です。
陣馬山はこんな山
陣馬山は、東京都や埼玉県などにまたがる秩父山地の南東端にある標高854.8mの山です。山頂は、東京都と神奈川県の県境にあります。
東京から手軽に登れる山として人気の高尾山の北西に位置しています。
登山ルートも多く、それぞれの体力や時間などに応じてコースを選ぶことができます。
陣馬山の名前の由来は諸説あり、はっきりとは分かっていません。
山頂は広々として眺めがよく、天気がよければ富士山や南アルプスなども見ることができます。
では行きます
今回のルート
京王線またはJR高尾駅=陣馬高原下~〈陣馬(案下)街道〉~陣馬山~〈栃谷尾根〉~陣馬登山口~JR藤野駅
京王線とJRが通っている高尾駅からバスで陣馬高原下まで行き、ハイキングコースから山頂を目指します。
下りは、栃谷尾根で陣馬登山口に下ります。ここから駅までバスもあるのですが、今回は藤野駅まで歩きました。
陣馬高原下から
高尾駅から、バスに乗って終点の陣馬高原下へ。
小仏行きのバスは臨時便が出るほど混みあっていましたが、陣馬高原下行きはそれほどでもなく、ちょっと心配になりました。終点で下車したのは、私たちを含めて3~4組程度。
高尾山が平日でも人が多いので、陣馬山もそこそこいるかと思っていたのですが、少ないです。高尾山はやっぱり人気度が桁違いなんですね。
バス停のトイレで用を足したら出発です。
しばらく、車道の陣馬街道を行きます。
のんびり歩きながら、おしゃべりおしゃべりおしゃべり。車もほとんど通らないので、ゆったり歩けます。
気が付いたら登山口。バス停から20分ほどです。
味のある手描きの案内板で、道を確認します。
汗をかくほどではないけれど、ここでしっかり給水も。
手描きの案内板によれば、ここから新ハイキングコースになります。
植林地なのでしょうか。杉(たぶん)が整然と並んでいます。ここもずっとおしゃべり。陣馬山くらいの山だと、話ながら歩くにはちょうどいいです。
途中、不思議なものが落ちています。
オトシブミ(葉巻虫)の仕業かな。ころころとたくさん転がっていました。
周りを見ると、天然林。
新緑よりは濃くなってきた緑に癒されます。
陣馬山山頂
おしゃべりしながら登ると、あっという間に陣馬山山頂です。
登山口から、ゆっくり歩いて1時間ちょっと。
樹林帯を抜けて空が広がり、陣馬山といえばの白馬が迎えてくれます。
高尾山のほうが一般的には知名度・人気度が高いようですが、見晴らしがあまりよくないので、自分としては陣馬山のほうが開放感があっていいなと思います。
▽山頂からの眺め
時期が時期なので、富士山やアルプスまでは見えませんが、それでも秩父や丹沢の山々が見え「山に来たな~」という感慨にふけることができます。
山頂にはベンチやテーブルが並んでいて、ゆっくりお昼ごはんを広げられます。日陰がないので真夏は覚悟が必要そうですが、今日はまだ大丈夫。
山頂のトイレ
山頂にはトイレが設置されています。
つれが入って「あんまりキレイではないかも…」と言っていたので、入らなかったです。
下山は藤野へ
下山は、JR中央線の藤野駅に下りることにしました。藤野駅へ下る道はいくつかあるのですが、今回は栃谷尾根を行くことにしました。
歩きやすい尾根道です。
1時間も歩くと、麓の集落の畑に出ます。
茶畑跡。作業をするのは大変そうですが、眺めがよくていいですね。
さらに20分ほど歩けば、神奈川県側の陣馬登山口に着きます。
ここから藤野駅までバスもあるのですが、バスの本数が少なく、当分来そうにありません。迷った末に、駅まで歩くことにしました。
▽途中にあった案内板
そういえば、藤野といえば電車からも見える大きいラブレターでした。ラブレターかと思って開けたら…これ?
▽隧道
この隧道を抜けると、藤野駅まであとわずかです。隧道の車道はすれ違いができない細さですが、歩道はありました。
藤野駅から東京方面の電車は本数が多くないので、可能ならスマホなどで電車時刻を調べておくといいかと思います。
何も考えずに歩いていた私たちは、目の前で電車が行ってしまいました。
お疲れさま会は高尾で
せっかくなのでお疲れさま会をしよう!と思っていたのですが、藤野駅前はいいお店がなさそうな雰囲気。
そういえば高尾によさげなお店があったよねと、高尾駅で途中下車することにしました。
向かったのはこちら。
こだわりの服や雑貨を取り扱う群言堂によるカフェ一言堂です。高尾駅直結で、疲れていてもお店をあちこち探さなくて済み、便利。
夕方なので、パンはほとんど売れてしまっていて、わらび餅と黒豆コーヒーにしました。
アルコール類もあり、つれはビールとおつまみセット。それもおいしそうでした。
が、山歩きをしてきた二人にそれだけでは足りず、他にもあれこれ追加してしまいました。
ここでもおしゃべりに花を咲かせ、徐々に日が暮れてゆきます。
今日の行程は3時間ちょっと。
おしゃべり山行にはちょうどいい山でした。交通の便もいいし、気軽なハイキングにはうってつけです。
あとは電車に揺られて帰ります。じゃ。